M字薄毛を改善する際は、育毛剤と発毛剤の活用がもっとも重要なポイントとなります。
簡単にいうと、育毛剤は今生えている毛を育てる薬で、発毛剤は新しい毛を生やす薬のことを指します。
自分に合ったものを選びたいときは、それぞれの薬の目的を参考に考えるといいでしょう。
また育毛剤や発毛剤をただ使えばいいというだけでなく、生活習慣の改善も大事となります。
今回はそもそもM字薄毛にはどうしてなるのかや、薄毛になってしまった後の対応について紹介していきましょう。

M字薄毛にはどうしてなるの?

一言でいうと、M字薄毛の原因は男性ホルモンです。
M字薄毛は正式名称をAGA(男性型脱毛症)といい、これはヘアサイクルが乱れることによって起きる脱毛症になります。

ヘアサイクルの乱れには、DHTという男性ホルモンが深く関わっています。
DHTがたくさんあるのが、髪の生え際です。
ヘアサイクルが乱れてDHTが過剰分泌されると生え際が後退し、M字薄毛になるという結果が引き起こされます。
DHTの過剰分泌は、生活習慣や血行不良が関係していると考えられています。
このことから、生活を整えることである程度予防することも不可能ではありません。

しかし、なかには遺伝的要因でM字薄毛になる人も多くいます。
母方の祖父がM字薄毛だった場合、当人もM字薄毛になる可能性が非常に高くなります。
これは、母方の遺伝子が受け継がれやすいためです。
自分が持つM字薄毛の可能性が気になる場合は、母親に確認してみるのもいいかもしれません。

M字薄毛になってしまった!初期段階なら育毛剤を使おう

初期段階のM字薄毛なら、育毛剤が効果的でしょう。
育毛剤は今ある毛を守り、抜け毛を予防する成分が入っています。
M字薄毛はヘアサイクルの乱れや、男性ホルモンの過剰分泌によって生え際がダメージを受けることで起きる現象です。
そのため今ある毛を守ったり、抜け毛を予防したりしてくれる育毛剤に効果が期待できるのです。
とにかく新しい髪を生やしたい!という場合は、育毛剤よりも発毛剤の方がおすすめです。
育毛剤にも発毛効果、つまり新しい毛を生やす成分は入っていますが、これに関してはやはり発毛剤の方が向いているでしょう。
ただし育毛剤は医薬部外品ですが、発毛剤は医薬品に分類されています。
いわば薬なので、副作用が起こってしまう可能性があります。
アトピー体質やアレルギー体質の人は、使う前に薬剤師などに相談したほうがいいかもしれません。
ともかく育毛剤と発毛剤では主となる目的が違うため、自分の目的に合った方を選ぶといいでしょう。

M字薄毛がかなり進行!打つ手はある?

M字薄毛が極端に進行し、もう育毛剤や発毛剤では太刀打ちできそうにないというときは、増毛や植毛を使うことになります。
増毛とは、今ある自分の毛に人工の髪の毛をくっつける方法です。
短いところでは、1日で施術が終わることもあります。
しかし施術には一定のお金がかかることと、毎月のメンテナンスが必要なケースもあることは注意したいところです。
ちなみに費用の相場ですが、たとえば約2500本を増毛したい場合は15万から20万円ほどかかります。
メンテナンスが必要になった場合、1回につき約1万円の金額が必要です。

一方植毛とは、その名の通り頭皮に直接髪の毛を植えつける手術です。
植毛には自分の髪を使う「自毛植毛」と、人工の髪を使う「人口毛植毛」の2種類があります。
現在は拒否反応リスクを考慮して「自毛植毛」の方が主流です。
髪がまだたくさんある後頭部などから毛包を取り、M字薄毛部分に植えつけていくのが基本となります。
増毛と比べても見た目が自然になりやすいメリットがありますが、その分かかる費用も高額です。

先程増毛の部分で約2500本の場合を紹介しましたが、同じ2500本ほどを植毛しようと思うと、費用は安くて50万円です。
ちなみに、傷跡に配慮した手術をする場合、200万円以上が普通になります。
増毛の倍以上を覚悟しなければならないのですが、そのぶん植毛は手術後のメンテナンスが不要というメリットもあります。
最初の金額が多いか少ないで考えるか、その後のメンテナンス費用の有無で考えるかで選択肢は変わってくるでしょう。

M字薄毛にならないためにはどうすればいい?

M字薄毛を予防するためには、まずは生活習慣を見直しましょう。
起床時間や就寝時間が日によって極端にばらばらだったり、偏った食事をしていたりする場合もヘアサイクルが乱れ、DHTの過剰分泌につながります。
また、頭皮環境も大事です。
頭皮を清潔に保つことで、頭皮環境を整えることができ、それがヘアサイクルを守ることになるのです。

育毛剤・発毛剤にも一定の効果は期待できますが、最終的には増毛・植毛という手段になります。
M字薄毛がどうしても気になるなら、そういった手段を検討してみるのもひとつの選択肢でしょう。