増毛について情報を調べていると、頻繁に見かける気になる話題があります。
病院のMRI装置が増毛をしていた患者さんが原因で壊れたらしい、空港の金属探知機で増毛がばれてしまうらしいといった話題です。
本当にそんなことがあるのでしょうか?

MRIに反応するものについて

MRI検査は磁気の力を利用して、身体の断面や血管を撮影する検査です。
機械には強力な磁石が使われています。
そのため時計やスマートフォンなどの磁気によって壊れるものや、ヘアピンや眼鏡、アクセサリーなどの金属を含むものは外すように注意されます。
意外なことに、湿布もはがす必要があるそうです。
アルミニウムが使用されている貼付剤の場合は、やけどの恐れもあるそうなので、必ず外すように言われます。
義歯やかつら、ウィッグも外すように言われるそうですが、増毛の場合はどうしたらよいのでしょうか?
増毛は簡単に外すことができないものが多いです。
普段の生活を快適に送れるように、簡単には取れないようになっています。
検査を定期的に受ける予定がある場合は、その都度外す必要があるのでしょうか。
緊急で検査が必要になった場合は、どう対処したらよいのでしょうか。
健康に関わることなので、検査を受けないわけにもいかず心配になりますね。

かつらはダメだけど増毛は?

そもそもMRI検査の際に、かつらを外すように言われるのはなぜでしょうか?
MRI検査には基本的に金属は持ち込めません。
金属部分が発熱することによって、やけどをするおそれがあるからです。
かつらにもいろいろな種類がありますが、地毛に固定するタイプでは留め具という部品を使用します。
その留め具に金属が使われていることが多いようです。
また全体を覆うタイプのかつらでは、土台として被るネットを固定するためにヘアピンを使用します。
ヘアピンもたいてい金属製なので、外す必要があります。
金属を使わないタイプの留め具や違うタイプのかつらもあるようですが、一般的には金属部品を使用しているので外すように言われるのでしょう。
金属の部品を使っていない商品の場合は、そのまま検査を受けることが出来るかもしれませんが、他の要因で注意が必要な場合も考えられます。
土台の内部など、見えない部分に金属が入っている可能性も考えられます。
どうしても外したくない場合には、事前に医師に相談したり、メーカーに問い合わせると良いでしょう。
緊急の場合もあるので、普段自分が使っているものがどのような素材のものなのか、検査の際には外すべきなのかを確認しておくと安心です。
では、増毛の場合はどうしたらよいのでしょうか。
増毛は、自分の毛に人工毛を結びつけます。
他には特殊な糸で作った土台に人工毛を編み込んでいったり、人工毛のついているシートを頭皮に貼り付けたりすることで、髪のボリュームを増やします。
どの方法でも、金属の部品を使って髪や頭皮に固定するという方法は使っていません。
また人工毛は化学繊維から作られていることが多く、一般的に金属は含まれてないです。
それらの点から、MRI検査をそのまま受けても問題ないでしょう。

MRIと増毛パウダー

なぜ増毛していると、MRIを受けることができないという話が出てきたのでしょうか。
発端はSNSの、ある投稿だったようです。
増毛パウダーを使った患者さんがMRI検査を受けたところ、装置内にパウダーが散らばってしまい機械が故障してしまったといった内容です。
機械の磁気によって、増毛パウダーに含まれている金属成分が引き寄せられて散らばったのではないかとのことでした。
ただ、本当に起きた出来事かどうかは確かではありません。
しかし、その投稿をきっかけに医療機関でも、検査前には使用しないように注意喚起がされたりしているそうです。
増毛パウダーとは、粒の細かい粉末を皮脂や静電気の力によって髪の毛に吸着させ、髪の薄さをカバーするヘアケア商品です。
商品名は様々ですが、上で紹介した一般的な増毛とは別の種類のものです。
気になる部分にささっと振りかけるだけなど、手軽に使えるのが利点です。
粉をかなり細かくすることで不自然さをなくしたり、吸着力を上げたりしているようです。
パウダーは主に植物性の食物繊維や炭などで作られています。
酸化鉄が使われている場合もあるそうですが、これは磁力に影響を受けるものではありません。
では、金属が使われていないのであれば、検査の際に使用してもよいのでしょうか。
パウダーは激しい動きや汗などで、落ちてしまうことがあるそうです。
細かい粒でできているので、検査中に落ちてしまった場合、機械の隙間に入り込んでしまうことが考えられます。
すると思わぬ故障の原因になりかねません。
そういう点から、検査の際には増毛パウダーの使用は控えた方がよさそうです。

金属探知機には反応するのか

一般的に増毛といわれるものは、金属は使用していません。
ピンなどで固定して使用するのではなく、自分の毛に結びつけたり編み込んだり、シート状のものを貼りつけたりしているからです。
金属を使っていないということは、空港等で金属探知機にひっかかることもありません。
思わぬところで増毛がばれてしまうということもなさそうで安心ですね。
増毛ではなく、かつらやウィッグによって髪の毛の薄さをカバーしている場合は、留め具などの素材によっては金属探知機で引っ掛かる可能性があります。
事前に留め具などの素材を確認しておくとよいでしょう。
このように、一般的な増毛はMRI検査や金属探知機に反応することはなさそうです。
空港の利用が多い方や、定期的に検査を受ける必要のある方にも安心です。
しかし、世の中には多くのメーカーやヘアケア方法があるため、独自の技法を使っている場合も考えられます。
心配であればメーカーに確認をとることをおすすめします。